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保健師ってどんな職業?働く場所や仕事内容について紹介!

保健師ってどんな職業?働く場所や仕事の内容について紹介

看護学生
看護学生

看護師は実習で体験して、仕事内容はイメージできるけど、保健師ってどんな職業なのか、イマイチ・・・

保健師にも興味があるので知りたい!

今回は、上のような質問にお答えしていきます。

わたし自身、看護師&保健師の仕事を10年以上続けてきました。

保健師の仕事には、一般的に知られている母子に関わる仕事以外にも多岐にわたります

この記事の流れ
  • 保健師の活動について
  • 保健師の種類
  • 主な仕事内容
  • 保健師になるためには

看護学生や現役看護師さんに、保健師の仕事ってどんなものなのか知ってもらえたら嬉しいです。

あみん
あみん

少し専門的な話もありますが、かみ砕いて説明しています。

「へぇー」って思いながら読んでみて下さい♡

※以下の記事は、「保健師の基軸をつくる公衆衛生看護キーワード・ナビ」を参照にしています。

保健師とは“地域の人々の健康を支援する専門職”

「保健師とは何か」、それは“地域の人々の健康を支援する専門職”。

保健師の活動の対象や分野、なにを原点として仕事をしているのかお話していきます。

保健師活動の対象

保健師活動の対象はこちら。

  • 健康増進や病気の予防
  • 病気や障がいにより生活支援が必要な対象
  • 生活習慣病、難病、感染症、精神疾患など多様
  • 新生児~高齢者までのすべての年齢層
  • 個人だけではなく、個人を取り巻く家族
  • 育児や病気・障がい・介護など共通の課題をもつ集団
  • 学校や事業所などの組織

つまり、保健師の活動は地域に住むすべての人々が対象なのです。

保健師が活動する分野

保健師が活動している分野は次の通りです。

  • 母子保健活動(妊産婦になる前段階の女性~児童にかけて)
  • 成人保健活動(25~64歳の成人期のすべての人々)
  • 高齢者保健活動(65歳~のすべての人々)
  • 難病保健活動
  • 障害者(児)保健活動
  • 精神保健活動
  • 感染症保健活動
  • 歯科口腔保健活動
  • 災害保健活動
  • 学校保健活動(幼稚園~大学の生徒及び教職員が対象)
  • 産業保健活動(幅広い年齢層の就労者が対象)
  • 在宅保健活動

このような幅広い分野で、保健師は常に地域の人と関わりながら活動をしています。

保健師活動の原点

保健師は幅広い分野で人と関わる仕事の他にも、日々書類の整理や記録を書くなどの業務もあります。

常に変化する世の中の健康ニーズや未知の課題に直面し、マニュアルやガイドラインに無い役割を求められることが多い仕事です。

仕事をこなすことで精一杯になり、保健師の本来の姿を忘れてしまうことも。

そんな時は保健師活動の原点を思い出しています。

  • 地域すべての健康課題を明確にして、適切な計画を立案し支援すること
  • 個人や家族、集団の特性に合わせて支援するための公衆衛生看護の技術を磨く
  • 公衆衛生看護の定義を根底に

ちなみに、公衆衛生看護について以下の通りに定義されています。

公衆衛生看護は、社会的公正を活動の規範におき、系統的な情報収集と分析により明確化若しくは予測した、個人や家族の健康課題とコミュニティの健康課題を連動させながら、対象の生活に視点をおいた支援を行う。さらに、対象とするコミュニティや関係機関と協働し、社会資源の創造と組織化を行うことにより対象の健康を支えるシステムを創生する。

日本公衆衛生看護学会
あみん
あみん

保健師は母子に関わる仕事以外にも、本当に幅広い分野で働いていることが分かったと思います。

保健師は働く場所によって種類がある

保健師は働く場所によって、仕事の種類がちがいます。

大きく分けると次の通り。

  • 行政保健師
  • 産業保健師
  • 学校保健師
  • 病院保健師
  • その他

それぞれの仕事の内容を詳しくお話していきますね。

行政保健師

行政保健師はいわゆる、公務員のこと。保健師全体の75%がこの行政保健師と言われています。

保健師国家試験にあわせて、公務員試験を合格する必要があります。

行政保健師として働くとは?就職先や公務員試験について行政保健師として働きたい!就職先や試験って?失敗談をもとに解説
働く場所
  • 都道府県の保健所
  • 市町村の保健センター

保健所と市町村では、担う役割と携わる業務が違います。

保健所
  • 法令や制度を理解し、調査や分析などを行い統計をとり企画運営を行う
  • 主な活動分野は、母子保健、感染症保健、難病保健、精神保健など
  • 公衆衛生看護の統合的な力を発揮し、市町村保健師に指導的立場となり、ともに地域住民の健康促進に努めていく

市町村
  • 地域住民との直接的に関わり、健康相談や健康教育、保健指導などを行う
  • 主な活動分野は、母子保健、成人保健、高齢者保健、歯科口腔保健など

業務に多少違いはあれど、幅広い年齢層との関わりが深く、個別の問題を解決する役割があるので、知識や柔軟な対応力が必要だということは同じ。地域診断を行う必要もあり、洞察力や問題を顕在化する力も必要。

もちろん、対人コミュニケーション能力は必須ですよ。

保健所で働く行政保健師の仕事って?母子保健担当の業務内容をお話します保健所で働く行政保健師ってどんな仕事してるの?~母子保健の担当編~

産業保健師

産業保健師はいわゆる、企業や事業所に駐在している保健師のこと。

主な仕事の内容はこちら。

  • 産業医や衛生管理者と連携し、労働者の健康管理・健康増進に従事する
  • 労働者の健康診断、保健指導、健診後のフォローを行う
  • 働く場所の環境管理、作業管理などを行う
  • 労働者のストレスチェックを行い、メンタルヘルス対策を行う

大企業ではない限り、産業保健師は事業所に1人だけの採用となることが多く、数百人もの情報管理や責任があります。

それが産業保健師のやりがいでもあります。

健診センターで働く保健師の役割、メリット・デメリット健診センターで働く保健師の役割とは?看護師との違いやメリット・デメリットは?

学校保健師

学校保健師はいわゆる、学校に駐在している保健師のこと。(養護教諭とは異なる)

主な仕事の内容はこちら。

  • 働く場所は専門学校、大学、一部の私立の中学校や高校など
  • 学校に通う生徒や教職員の健康管理、応急処置などを行う
  • 疾病予防の健康教育などの取り組みを実施する
  • 近年、若者のメンタルヘルスケアが重要視されている

学校保健師に必要なスキルは、「子どもと接することが得意・好き」「コミュニケーション能力」です。

若年層の悩みは深刻な問題であることが多く、しっかりと寄り添うことがとても大事になります。

病院保健師

病院保健師は、病院や健診センターなどの医療機関で働く保健師のこと。

主な仕事内容はこちら。

  • 病院や健診センターで、健康診断や保健指導を行う
  • 通常の看護師業務も兼ねる

病院保健師は、看護師業務と同時に保健師としての仕事をするといった働き方をすることが多いのが、他の種類の保健師と違うところです。

その他の働く場所

前述した種類以外にも、保健師の働く場所はあります。

  • 保育所
  • 地域包括支援センター
  • 治験コーディネーター
  • 国際協力機構JICAやNGO
  • フリーランス保健師、開業保健師

働く場所によって、携わる分野や働き方が違うのが、保健師という職業の面白さでもあります。

あみん
あみん

わたしがこれまで経験したのは、行政保健師・産業保健師・病院保健師です。

これから先、経験したい分野は治験コーディネーター、フリーランスまたは開業保健師。

色々な経験を積んで、オールマイティな保健師を目指しています。

保健師の主な仕事内容をご紹介

保健師の仕事内容をカテゴリーで分けると次のとおり。

  1. 家庭訪問
  2. 健康教育
  3. 健康相談・保健指導
  4. ケアマネジメント
  5. 地域診断・活動計画
  6. グループ支援・組織化
  7. 公衆衛生看護管理

それでは1つずつ説明していきます。

家庭訪問

保健師が行う家庭訪問は、法律に基づいて行います。

目的や対象については次のとおり。

目的
  • 対象としている地域全体の健康レベルを向上すること
  • 人々が主体的な保健行動をとれるように支援すること
対象
  • 感染症、未熟児や低体重児など法律で規定されている
  • 健康診査や健康教育のフォローアップなど保健事業の目的を達成する手段
  • 本人やその家族から相談を受けた場合
  • 他機関や民生委員などの関係者や住民から通報・依頼があった場合

家庭訪問の優先順位は、生命の危機や周囲に及ぼす影響の大きさで決めていきます。

健康教育

健康教育は、地域の健康課題を解決するために健康教育という方法で支援すると効果的だと判断された場合に実施します。

目的や対象は次のとおり。

目的
  • 地域の人々が自らの健康状態を認識し、健康の自己管理能力を見つける力を支援する
  • 主に自らの生活習慣を見直し、健康促進に向けて行動変容ができるように意識を変えることを目的
  • 最終的にはQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上が目的

対象
  • 全ての健康レベルの人が対象
  • 個人、家族、集団、地域住民と様々
  • 健康上の問題がある人、健康に関する学習意欲がある人、共通の問題を抱えている集団やコミュニティが対象

健康教育が実施される場は、個人や家族の場合は家庭訪問や健康相談などの個人的な場、集団を対象とした場合は教室やグループワークなどの場で行われることが多いです。

健康相談・保健指導

健康相談は、対象者が自分の健康上の問題を相談することで始まることが基本。ただ、保健師が健診結果をもとに、健康相談や保健指導が必要となった場合に呼び出して聴取することがあります。

目的や対象は次のとおり。

目的
  • 健康相談によって様々な個々の問題を解決し、健康促進につなげる
  • 保健指導によって生活習慣病予防と行動変容の意識付けを与え、フォローすることで健康促進につながる
対象
  • 個人、家族、集団、地域住民すべての人々
  • 保健指導においては、健診結果で支援が必要だと判断された人

健康相談や保健指導は、面談技術が必要になります。初対面での相談も多くあるので、信頼関係や話しやすい雰囲気作りが大切です。

ケアマネジメント

ケアマネジメントは、援助が必要な対象者の問題やニーズを把握・適切な社会資源を選択し、両者を結びつけることで対象者のニーズを充足させる援助方法のこと。

目的や対象は次のとおり。

目的
  • 要援助者が適切なサービスを選択し利用できるように調整することで、自立を支援する
  • 対象者のQOLを高める
  • 要援助者が地域生活を継続できるために、コミュニティをケアする

対象
  • 高齢者と障害者が対象
  • 病院や施設から退院した後に訪問看護を導入する場合
  • 本人や家族から連絡があった場合
  • 公的サービスや関係機関からの連絡があった場合

近年、市町村の福祉部門や地域包括支援センターなどに配置される保健師が増加しているので、支援技術の1つとして専門性をもって関わることが期待されています。

地域診断・活動計画

保健師が行う地域保健活動において、地域の現状を把握し健康問題を明らかにして(地域診断)、課題を抽出し解決するための計画を立てて(活動計画)実施することは大事な活動のプロセス。

目的や対象は次のとおり。

目的
  • 地域住民の健康やQOLの向上を目指す
  • 個人・家族・地域全体の健康問題や健康課題を把握して、解決策を見出し実施することで、地域の健康促進となる

対象
  • 個人・家族・様々な集団を含む地域全体が対象

地域診断・活動計画は、情報収集⇒アセスメント⇒優先順位の決定⇒計画立案⇒実施⇒評価までのサイクルが大切。保健師にはこのサイクル全てにおいて長けた力が必要となります。

グループ支援・組織化

グループとは、複数の何かしらの共通点がある人が相互に働きかけ合っている状態のこと。そのグループに対して、保健師が支援を行います。

組織化とは、一定の地区を単位とした住民の共通した問題や課題を、住民自身が組織的に解決できるように支援すること。

目的や対象は次のとおり。

目的
  • 個々の健康に対する意識や行動を変えること
  • グループ自身がコミュニティに働きかけることで、コミュニティを変化させること

対象
  • メンバー間に共通の目標や意識があり、互いに助け合うことができる2人以上の集団
  • 高齢者、難病、障害者など、保健・医療・福祉の援助が必要な人
  • 例えば、育児グループ・患者会・家族会などのグループが代表的

ケアを必要とする人々とケアを提供する組織や機関が繋がり、支援が途切れないようにマネジメントすることが必要です。

公衆衛生看護管理

公衆衛生看護管理は、①計画、②組織化、③動機付け、④調整、⑤評価などの機能を持っています。

目的や管理内容は次のとおり。

目的
  • 地域の実態を把握し、健康課題を明確にする
  • 明確にされた課題を解決するために計画を策定し実施する
  • 公衆衛生の向上と住民の健康水準の向上を図る

管理内容
  1. 情報管理(個人の健康情報など)
  2. 組織管理(他部門との連携など)
  3. 人材育成・人事管理(専門学校・大学、職場の組織の育成など)
  4. 予算管理(事業の実施、人員の確保など)
  5. 地域保健サービスの質保証(公平で良質なサービスを提供するなど)
  6. 社会資源の管理(社会資源の開発、整備など)
  7. 文書管理(活動や事業の記録など)
  8. 健康危機管理(自然災害、感染症など)

保健師は様々な「人、物、お金、情報、時間、組織」を管理する必要があります。それらを効率的・効果的に活用し、地域住民の健康促進に努めます。

あみん
あみん

他に保健師が身につけておくべきことに、「疫学」「統計学」という学問があり、調査や地域診断に必須。

たくさん学ぶことがあって大変だけど、本当にやりがいのある職業です♡

保健師になるためには

様々な場で活躍し、色んな知識と力が必要な保健師。

保健師になるために必要な教育課程や資格などについて詳しくお話していきます。

看護師免許を有することが前提

「保健師になりたい=保健師の資格だけを取ればいい」わけではなく、看護師免許を持っていることが前提です。

パターンは2つあります。

  1. 看護師免許を取得してから保健師免許取得
  2. 看護師と保健師の免許を同時期に取得

看護師になってから、保健師の免許を取得することは可能です。

看護専門学校に通っている間、保健師の勉強もしたいと思った場合でも方法はあります。(次に詳しく書いています)

保健師養成専門の学校で勉強

高校卒業後から保健師になるまでの過程を図で表しています。

①・②の場合は、看護師と保健師の国家試験を連日受験し、合格したら両方の資格を同時に取得することができます。

③・④の場合は、看護師国家試験合格と学校卒業した後に、保健師の勉強をするための学校に入ることになります。

保健師国家試験を受験

看護師国家試験と比べて、保健師国家試験は「地域看護学」「疫学・統計学」「医療保健福祉論」の分野での出題が多いです。

2020年の国家試験の合格率 ①看護師国家試験:89.2%
②保健師国家試験:91.5%
いづれも新卒者の合格者が多い。

あみん
あみん

初めから保健師を目指している人、看護師の勉強&働いている時に保健師も目指したいと思った人、各々で保健師の資格を取るまでの過程がちょっと違いますね♡

保健師はいつの時代でも活躍できる職業

保健師は、世の中がどう変化しても、原点は変わらず時代に対応しなければいけません。地域、家族、個人、会社、学校など様々な相手と関わったり、感染症や災害などの未知なる危険に対しても最前線で活躍したり。

多くの知識と対人コミュニケーション能力、対応力、解決力など必要な力はたくさんありますが、その分本当にやりがいのある職業です。

これからわたしが目指す保健師はこちら。

  1. 子育て期間中は、企業や事業所で働く人々を対象にした保健指導の力を身につける(産業保健の分野、フリーランス保健師)
  2. 地域のママ&子どもに向けて、講話やワークショップを実施(母子保健の分野)
  3. 少しずつ知名度を上げていき、自分で事業を成せるように開業(最終目標)
あみん
あみん

保健師は母子に関わることは主ではありますが、こんなにもたくさんの役割があります!

1人でも多くの方が、保健師という職業に興味を持ってもらえたら嬉しいです♡

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