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低出生体重児を出産!NICUって?ママやパパはどう関わるの?【体験談】

低出生体重児を出産したママ!NICUってどんなところ?

妊婦A子
妊婦A子

低出生体重児を出産したらNICUに行くんだよね??

どんなことするの??ママやパパはどう関わるの??

実際に経験したママから話を聞きたい!

この記事は、低出生体重児を出産する予定(すでに出産した)のママに向けて経験と保健師としての知識をもとに書いています。

わたしは、妊娠中に胎児発育不全と診断された後、低出生体重児を出産しました。

胎児発育不全と診断されたママに読んで欲しい入院中の過ごし方と出産体験談【胎児発育不全と診断されたママのブログ】入院中の過ごし方や出産体験談

出産した後、赤ちゃんはすぐにNICUに行き治療を受けました。

この記事の流れ
  1. NICUとはどんなところか
  2. NICUにいる赤ちゃんへのママとパパの関わり方
  3. NICUに入った赤ちゃんのための制度やサポート
  4. まとめ

この記事を最後まで読むと、次のようになります。

  • NICUが赤ちゃんにとってどんな場所か分かり、離れ離れでも不安が少なくなる
  • 気持ちに余裕を持って、NICUにいる赤ちゃんと関わることができる
  • 前以って利用できる制度を知ることで、漏れなくサポートが受けられる
あみん
あみん

イメージしながら、サクッと読んでみてくださいね♡

【低出生体重児を出産】赤ちゃんが入院するNICUとは

低出生体重児を出産!赤ちゃんが入院するNICUとは
NICUとは NICUとは「Neonatal Intensive Care Unit」の略で、新生児集中治療室のこと。

実際、わたしの娘がNICU入院時にもらったパンフレットを参考にお話していきますね。

保育器はママの子宮の代わり

保育器に入る赤ちゃんは大まかに次の通りです。

  • 妊娠37週よりも早く産まれた赤ちゃん
  • 妊娠37週を過ぎて産まれても、何かしらの原因で大きく育たなかった赤ちゃん

上のような赤ちゃんは、心臓や肺、視力など全身の機能が十分に発達していません。そのため、ママの子宮と同じような環境で成熟するまで育てる必要があります。

NICUで赤ちゃんが保育器に入る目的はこちら。

  • 適切な温度や湿度の管理
  • 赤ちゃんの体温を保つ
  • 呼吸の管理
  • 心拍の管理
  • 栄養の管理

保育器には、温度や湿度の他に心電図の波形や心拍、呼吸数、酸素飽和度(体の中の酸素%)が映し出され、赤ちゃんの様子を見ます。

わたしの娘は、体重が2000g超えるまでは保育器に。幸い、疾患が無かったので、状態の観察と黄疸の治療のみを行っていました。

ママの子宮の中でゆっくり育つように、適切な治療を施しながら保育器の中で赤ちゃんの成長を見守っていきます。

赤ちゃんを24時間見守る態勢

NICUでは、医師は24時間いつでも対応できる態勢になっており、赤ちゃん3人につき看護師1名の配置が義務づけられています。

看護師はずっと赤ちゃんのそばにいてくれます。そして治療や赤ちゃんの状態を観察するだけではなく、優しい声がけや日常生活のお世話、さらにママの精神的なサポートをしてもらいました。

24時間赤ちゃんを見守るNICUは、赤ちゃんが自ら成長する場、ママが初めて保育をする場でもあります。

ママは安心して、赤ちゃんをNICUスタッフにお任せしましょうね。

NICUを卒業した後

NICUの卒業とは、保育器から出ること

NICUに入っている期間は赤ちゃんの状態によって違います。わたしの場合、娘の体重が2000gを超えてから卒業しました。

卒業した後の一般的なパターンはこちら。

  • 赤ちゃんはGCU(Growing Care Unit=継続保育室)に移動する
  • ママが先に退院し、母乳を届けたり赤ちゃんのお世話に通院する
  • 赤ちゃんの状態次第では、ママと一緒に退院できる場合もある
わたしの場合 10日間のNICU入院後、GCUに移動。
→ママは先に退院し、毎日母乳を持って通院。
→約3週間のGCU入院を経て、体重2300gになったところで自宅へ退院。
あみん
あみん

NICUは赤ちゃんを24時間見守ってくれる場所。

赤ちゃんと一緒に過ごせず寂しい。でも、赤ちゃんが元気に大きく育つように、看護師さんと一緒に赤ちゃんをサポートしていきましょう。

【NICUにいる赤ちゃん】ママやパパの関わり方

NICUにいる赤ちゃんとママやパパの関わり方

NICUに入ると赤ちゃんと離れ離れになってしまいます。でもママとパパが赤ちゃんにしてあげられる事ってたくさんあります。

感染予防を徹底

NICUで生活している赤ちゃんは、ふつうの赤ちゃんより免疫力や抵抗力が弱い

赤ちゃんを守るために、NICUに入る前と赤ちゃんに触れる前は感染予防を徹底します。

入室前の準備(一例)
  • 手荷物はカメラ以外は持って入らない(指輪、時計も外す)
  • 髪の毛が長い場合は結ぶ
  • ガウンとマスクを付ける
赤ちゃんに触る前に(一例)
  • 入室したら、まずは手洗いをする
  • 赤ちゃんに触る前に、アルコールで手指消毒する

感染予防を徹底して、赤ちゃんにたくさん触れてあげてください。

赤ちゃんに声をかけ触れてあげる

わたしに出来ることって何もない…
ママとして失格なの…??

赤ちゃんがNICUに行くと、このような虚無感におそわれるママが多いです。

でも赤ちゃんはママとパパの声を待っています。たくさん声をかけてあげてください。その声が赤ちゃんにとって生きる力になります。

赤ちゃんの状態によっては、触れることもできます。

保育器には手を入れる窓があるので、そこから赤ちゃんを触ったり、短時間であれば保育器の外に出して抱っこすることもできます

出来るかぎり、たくさん赤ちゃんに触れてあげてください。赤ちゃんもママも幸せな気持ちになります。

ミルクの練習

保育器の中にいる赤ちゃんの栄養管理は大きく次のとおり。

  • 点滴
  • 経鼻・経腸栄養
  • 口から母乳やミルクを飲む(母乳は搾乳したもの)

わたしの娘の場合は栄養の治療がなかったので、最初から母乳とミルクを飲んでいました。

母乳は小さなシリンジで飲ませ、ミルクは小さな哺乳瓶で飲ませます。

ママとパパは赤ちゃんを抱っこした状態で、ゆっくりとミルクを飲ませる練習をします。

小さい赤ちゃんなので不安になりますが、看護師さんが付き添って指導してくれるのでパパも関わることができます

NICU入院中の赤ちゃんに愛情いっぱいの母乳を届けよう【NICU入院中の母乳育児】ママがおうちで搾乳!冷凍母乳の作り方|経験談
あみん
あみん

NICUで保育器の中にいる赤ちゃんは、ママとパパを待っています。

たくさん声をかけて触れて、赤ちゃんとの思い出を作っていきましょう。

NICUに入った赤ちゃんのための制度やサポート

NICUに入った赤ちゃんのための制度やサポート

NICUに入った赤ちゃんは、届け出をすることで色々な制度やサポートが受けられます。専門的な用語が入りますが、詳しくお話していきますね。

低出生体重児の届け出

体重が2500g未満の低出生体重児を出産したときは、速やかに所在地の市町村に届け出をする必要があります。

この届け出をすることで、保健師による訪問相談を受けることができます。

未熟児養育医療

未熟児養育医療は、身体が未熟な状態で産まれた赤ちゃんが、生命を維持できるようになるまで経済的負担を公費で給付する制度

医師が入院養育を必要と認めた場合、1歳未満までの間、医療費と食事療養費の自己負担分の給付が受けられます。

対象
  1. 出生体重が2000g以下の場合
  2. 生活力が特に薄弱で、次のような症状の場合
  • 一般状態:体温34℃以下、運動が異常に少ない
  • 呼吸器、循環器系:強度のチアノーゼ、呼吸数の異常
  • 消化器系:24時間以上排便がない、48時間以上嘔吐が続く
  • 異常に強い黄疸:生後数時間以内に出現

この制度の実施主体は市町村。お住まいの役所に申請します。

自立支援医療(育成医療)

自立支援医療は、身体に障害のある、または重度の障害を残すおそれがあり確実に治療効果が期待される18歳未満の児童に対して治療費の支給が行われる制度です。

対象となる障害を取り除く、または軽くするために必要な医療費の9割が給付されます。

対象
  • 肢体不自由
  • 音声・言語・そしゃく機能障害
  • 視覚障害
  • 聴覚・平衡機能障害
  • 心臓などの内臓障害
  • ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害

など

この制度の実施主体は市町村。お住まいの役所に申請します。

小児慢性特定疾患治療研究事業

小児慢性特定疾患治療研究事業(以下、小慢)は、11疾患群514疾患の小児慢性特定疾患に罹患している18歳未満の児童に対して、医療費の自己負担分が給付される制度

対象疾患(11疾患群)
  1. 悪性新生物
  2. 慢性腎疾患
  3. 慢性呼吸器疾患
  4. 慢性心疾患
  5. 内分泌疾患
  6. 膠原病
  7. 糖尿病
  8. 先天性代謝異常
  9. 血友病等の血液・免疫疾患
  10. 神経・筋疾患
  11. 慢性消化器疾患

実施主体は都道府県・指定都市・中核市。

未熟児訪問指導

市町村は、その区域内に現在地を有する未熟児が、養育上必要あると判断された場合は医師、助産師、保健師が家庭を訪問し指導をします。

小慢の場合は保健所の保健師が訪問指導をします。

補足説明

◎低出生体重児・・・・2,500g未満の児
◎未熟児・・・・・・・2,000g以下の児
◎極低出生体重児・・・1,500g未満の児

あみん
あみん

産まれた赤ちゃんの状態によって、色々な制度が受けられます。

不安や経済的負担が軽くなるよう漏れなく制度を利用しましょう。

低出生体重児のママは困難を乗り越えた分強くなれる!

低出生体重児のママは困難を乗り越えた分強くなれる

低出生体重児のママは、出産直後から赤ちゃんと離れ離れになり不安や寂しさがとても強くなります。わたしがそうでした。

でも医師や看護師、家族の支えがあれば乗り越えられる。そして、その分強くなれる。これはわたしが保証します!

まとめ
  • NICUは赤ちゃんの成長を絶えず見守り、ママやパパが保育できる場所。
  • ママとパパは赤ちゃんに声をかけたり抱っこしたりできるので、母子(父子)の愛着を築くことが出来る。
  • NICUに入った赤ちゃんの状態によって、経済的負担が軽減できる制度や保健師などのサポートがある。

あみん
あみん

NICUに赤ちゃんがいると不安でいっぱい。

不安だからこそ、周りに支えてもらいながら赤ちゃんにたくさんの愛情を注いであげてくださいね♡

この経験はママにとって大きな強みになるのだから!

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